私は高校2年の17歳の時、大麻道院 前田義範先生(現県連相談役)の門下として入門、1979(昭和54)年に受け継ぎました。
人はそれぞれの人生において必ず転機があります。そのターニングポイントで最も影響を受けるのは人間的繫がりです。私も多感な時期で高校をやめようと考えたことがありました。
苦境を脱することができたのは、前田先生や先輩方の励ましと『半ばは自己の幸せを、半ばは他人の幸せを』願うという教えに共感したからです。
「人としての在り方」を教えてくれたこの教えは、人と人との繋がりを築き、私の人生を豊かにしてくれました。
少林寺拳法に出会って50年。私の修行はまだまだ続きます。
□自分の可能性を信じ、努力できる環境づくり
□年齢を問わず仲間として認め合う人間関係づくり
□新しい発見や「気付き」で広がる世界を創る拳士を育む
□社会に働きかける道院、貢献できる拳士を育む
大麻道院には親子が三組通っています。入門した頃は引っ込み思案な小学生でしたが、半年後には皆の前で大きな声を出して準備体操をするようになりました。
また、高校で道院を離れていた拳士が大学の少林寺拳法部で修行を再開し、心身ともに鍛えた自信により、社会に貢献できる人へと成長しています。道院でも後輩指導に当たるなど、人としての模範となっています。
少林寺拳法に集う仲間と年齢に関係なく、お互いに声を掛け合い「自分に自信を持つ事」「友達を大切にする事」を第一の目標とし、そして自分の新たな発見や気付きで広がる世界を創ることの大切さを学んでいます。
□少林寺拳法も勉強もできてうれしい。
□先生からあいさつと人を思いやることをおしえてもらいました。これからも
練習がんばりたい。
□大きな声が出るようになりました。おびをむすぶのも上手になりました。
□むずかしいことを教えてくれてうれしかった。黒おびになるためがんばる。
□できなかったことができてうれしかった。もっと練習してくろおびになる。
□違う学校に通う同世代の仲間とのけいこは刺激になります。
□大きな声であいさつしたりみんなの前に出て体そうができるようになった。
□せんぱいに教えてもらったりして上手になっていくのが楽しい。もっと上手
になってこうはいに技を教えるのも上手になりたい。